ニューヨークのアートシーン(チェルシーのギャラリー)

NY

チェルシーのギャラリー

ニューヨークのチェルシーには世界最大級クラスと言っても過言ではない

アートギャラリーが多数存在していて20ストリートから26ストリート

くらいに集中していて1階だけではなくエレベーターで上がって行くと

ほとんどがビルの上の階までびっしりとギャラリーになっている

このエリア自体が全てアートの宝庫になっている

元々SOHOなどにあったギャラリーが地価の高騰によりチェルシーに

移ってきてそこに多くのギャラリーが集まって出来て行った

ニューヨークでは昔からアートが身近にあってあるのが当たり前ですが

日本にとって最近少しづつ身近になってはきているものの

まだまだ日本人と世界とのアートに対する意識の壁を感じる時がある

ギャラリーやアートの話をしてもピンと来ない日本人が多いのも事実で

日本でももっとアートが生活に入ってたらと思ったりします

海外に比べるとギャラリーの数が圧倒的に少ないので

仕方ないかもですね

そのギャラリーってなに?

ギャラリーとは絵画やスカルプチュアを展示しているスペースの事を言います

美術館との違いは美術館は鑑賞するという目的で入場料がかるのに対して

ギャラリーは入場料は取らないけど販売をしているという点です

ギャラリーはギャラリストとアーティストが契約を結びそのアーティスト

の作品を独占的に展示、販売したりしてします

美術館がはるか昔のアーティストたちを展示してたりするのに対し

ギャラリーは割と新しめのアーティストや新人なとも起用するのが

また一つの特徴でもあります

新人アーティストが出来立てほやほやの作品をお披露目するといった

形も多くそこに見に来るお客さん側も新しい原石アーティストを

いち早く探して楽しむといったスタイルもあります

今までのアーティストにとってはそこが一番の成功の近道ですごい

ブランディングになり飛躍していくチケットを手に入れたような物でした

そのチケットを取るために全てのアーティストが一生懸命に作るのが

ポートフォリオという自分の命とも言える宣伝材料で

そのポートフォリオはたいてい一年以上かけて作るらしいです

美術学生は最後の一年を全てポートフォリオと売り込みにかける程で

アメリカの美術学校の生徒は最終学年は売り込みの練習をひたすらすると聞きます

今まではそこに全てをかけてそれが成功するためのセオリーのようでした

ですが最近はちょっとその傾向が変わってみたみたいです

新しい時代のアーティストたち(SNS時代)

勿論相変わらずセレブや富裕層に最短で目にしてもらえるのは

変わらないと思いますが最近はSNSの普及により新人のアーティストたちは

自分のSNSアカウントの充実に力を入れている

面白いものや映えるアートでしかも自分で見せ方も構成も考えて

アーティストの世界観を出しやすいと言う点でもやりがいも

あるのかもしれません

SNSって無料だし最初はお金が無いアーティストにとっては本当に

全ての人に平等に与えられたチャンスの場なので本当に良い時代ですね

ニューヨークのアートシーン

アートといっても退屈な絵が並んでるわけではなくて日本では

あまり見ないような面白いオブジェもあったり

映像で繰り広げられるなんとも言えない世界観のお部屋があったり

毎回感性に響くここでしか味わえない感覚と時間を体験できる

アーティストだけでなく普通の人でも充分楽しめると思います

このエリアだけでも200近くあると言われるギャラリーは

どこも個性を出してるので自分にぴったりと感じるアートや

すごくインスパイアされたりしてニューヨークの凄さを改めて感じる時間です

場所によってはパフォーミングアートと言う形で表現してるところも

あったりして時間さえ合えば急に新しいタイプの演劇ともショーとも

言えないような内容のパフォーミングアーツを経験できたりします

日本ではスレスレかもしくはNGになってしまうような作品や表現も多くて

その表現の自由という点でもアメリカは面白い

春がおすすめのアートシーン

一年中やってるアートギャラリーですがここにも面白い点があって

ニューヨークでは春には大きなアートフェアがあって盛り上がっています

一年中やってるとは言っても大きな展示も多いチェルシーギャラリー

それを設置するのにもすごく時間がかかったりします

その場合1ヶ月近く設置に使ったりするのでその期間は見れなかったりします

その辺りはWEBサイトでチェックしてから行くようにするのがおすすめです

春には盛り上がるチェルシーギャラリーも冬になるとちょっと変わります

特にニューヨークは日本の青森と緯度経度が似てると言われていて

寒い時はマイナス15度以上なんて時もあります

その時期は流石に人の流れも悪くなりあまり出かけないのでギャラリー側も

まるで渡鳥のようにマイアミのアートフェアに参加します

マイアミは12月でも気候が温暖で気持ち良い場所なのでそこが

その時期のお仕事場になるようです

休みの時はビーチでのんびり出来たりするのでリフレッシュには最適です

私も年末のマイアミには2度ほど行きましたが、夜の盛り上がりようは

凄まじくお昼とは全く違う世界になるので非日常には最高です

カウントダウンの日にはオーシャンドライブの通りは歩けないほど

人が溢れかえり道路のポールにスピーカーが設置されていて路上がクラブに

なり朝まで盛り上がります

SLEEP NO MORE(スリープノーモア)

こちらは最近ではオフブロードウェイに位置して紹介されることもある

スリープノーモアですが最初見た時はまだロングランでやるとも

決まってない時で実験的な舞台という感じでした

最初観た時は斬新さに驚き感動してさすがニューヨークだなと思った

舞台って見る側は席に座ったりスタンディングだったりその場所で観る

という形が普通だったのに対しスリープノーモアは見る側が移動して

観ていくという新しい形でその行為自体が物語の中に自分が入り

巻き込まれていくといった感覚になる面白い演出でオープン当初の

演出なんて到底日本では上演できない表現方法

素っ裸の人は男性も女性も沢山いるし、BARで妊婦さんたちが

ルシファーの踊りに誘導されて一斉にバーカウンターに水ですが

吐いてのたうち回ったりホラーが苦手な人は絶対にダメな内容もチラホラ

2度目に訪れた時はこの表現方法は無くなってました

少し全体的にソフトな演出になっていましたがアート感覚溢れる

世界観は健在で本当に面白いコンセプトのアートな舞台でした

残園ですが2024年の1月28日で舞台終了になったみたいです

舞台や街中、カフェやレストランどこにでもアートが溢れる街NY

まだまだ通いたい街です

 

 

 

 

 

 

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